樹脂材料生産ラインにおいて、ステージ(二階)の原料投入機から排出される原料をフロア(一階)の成形機に投入するためのシュートを設置しました。
改善前
それまではライン稼働時には投入機から成形機までシュートを仮設し、稼働後に撤去・清掃をしていました。
しかしこの設置・撤去に労力を要する事、また仮設のため簡易的なシュートとなり原料が飛散しやすい状況でした。
生産ラインは定期的に稼働するので恒久的な設備としてのシュートを設置し、尚且つ原料の飛散を抑えるため局所排気をすることになりました。
改善後
ステージ床面には投入用の角窓が開けられており、その角窓を囲むように原料投入機が据え付けられています。
シュート設置時に原料投入機を移動できなかったので、シュートはこの投入機をかわしながら据え付けられる最大サイズに設計しました。
またシュートの蓋には集塵機に繋がるフードを設置する事でシュート内部を負圧にし、原料の工場内への飛散を抑制します。
シュートからフロアの成形機まではサニタリー管で繋ぎますが、原料の投入状況が確認できるよう途中にアクリル窓を設けてあります。
(360度から確認可能)
- Newer: 問題別改善・提案事例 1件追加しました。
- Older: 問題別改善・提案事例 2件追加しました。